[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ前米大統領は15日、今月中にアボット・テキサス州知事とともにメキシコとの国境を視察すると表明した。両者は米国への越境移民の増加に不満を示している。
トランプ氏、アボット氏ほか共和党員は、国境に到着する移民が月単位では過去20年で最多となっているのを受け、民主党のバイデン大統領がトランプ政権時代の移民抑制策を逆行させていると批判している。
トランプ氏は、アボット知事から今月30日に国境視察に招請されたとの声明を発表。「国境は、世界がうらやむ警備レベルから世界が哀れむ無法地帯へと転落した」とした。
ただ、総距離2000キロの国境のどこを視察するかは明らかにしなかった。アボット知事の事務所はコメント要請に応じていない。
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