October 31, 2019 / 6:00 PM / in 17 days

米下院、トランプ氏の弾劾調査開始を決議 公開証言など可能に

[ワシントン 31日 ロイター] - 米下院本会議は31日、ウクライナ疑惑を巡るトランプ大統領の弾劾調査を次段階に進める決議案を賛成多数で可決した。これにより、民主党主導の下院は弾劾調査で公開証言などを行うことが可能になり、大統領の弾劾訴追に向けた主要なハードルを初めてクリアした。

決議案は賛成232反対196で決定。野党・民主党からは2人が造反したが、共和党から造反者は出なかった。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で「米史上最大の魔女狩りだ!」と反発した。

決議案では、下院情報特別委員会が関係者の聴取を公開で実施するほか、最終的な訴追勧告について判断する下院司法委員会の手続きにトランプ氏の弁護士の参加を認める内容が盛り込まれている。また、これまで実施された非公開証言の記録公開も認める。

採決が行われる前、ペロシ下院議長は「悲しい日だ。大統領を弾劾するため議会に来る者はいない」と述べた。

下院委員会は、トランプ大統領が軍事支援の見返りに政敵である民主党のバイデン前副大統領と息子を調査するようウクライナのゼレンスキー大統領に圧力を掛けたとされる疑惑を巡り弾劾調査を進めている。

この日は、国家安全保障会議(NSC)のロシア担当高官だったティム・モリソン氏が非公開の証言を行った。政府高官によると、同氏は前日辞任した。

また、下院委はジョン・ボルトン氏前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に対し来週証言するよう要請している。

下院で弾劾訴追の決議案が可決されれば、上院で弾劾裁判が行われる。しかし、共和党が過半数議席を握る上院でトランプ大統領の罷免に必要な議員3分の2の賛成を得るのは難しいとみられる。

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