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起訴されたトランプ氏一族企業と幹部、無罪を主張

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 不正な税務処理などの罪で訴追されたトランプ前大統領の一族が経営するトランプ・オーガニゼーションと同社最高財務責任者(CFO)のアレン・ワイセルバーグ被告は1日、起訴内容を否認した。同社の代理人とワイセルバーグ被告がニューヨーク・マンハッタンの裁判所に出廷した。

トランプ前大統領(写真)の一族が経営するトランプ・オーガニゼーションのアレン・ワイゼルバーグ最高財務責任者(CFO)が1日、ニューヨーク州マンハッタン地区検察当局に出頭した。6月30日、米テキサス州ウエスラコで撮影(2021年 ロイター/Joel Martinez/Pool via REUTERS)

マンハッタン地区検察は3年近くにわたり、トランプ氏とその事業を捜査しており、今回が初の起訴となる。起訴によって全世界でホテルやゴルフコース、リゾート施設を経営する同社の金融機関や提携先との関係に悪影響が及ぶだけでなく、2024年大統領選への出馬を示唆しているトランプ氏の政治活動にも波及する可能性がある。

トランプ氏自身は起訴されていない。捜査はマンハッタン地区検察のサイラス・バンス検事(民主党)が主導してきた。最近になって、同じく民主党系のジェームズ・ニューヨーク州司法長官が捜査に加わった。

検察当局はトランプ・オーガニゼーションとワイセルバーグ被告が2005年以降、同社幹部に「帳簿外」の特典を与えることで税務当局を欺いたと主張。

ワイセルバーグ被告は176万ドルの所得を隠し、隠した金でマンションの家賃や高級車のリース代、家族の授業料を支払った疑いが持たれている。これにより約90万ドルの税を免れ、不当に13万3000ドルの還付を得たという。

トランプ・オーガニゼーションとワイセルバーグ被告は税金詐欺、業務記録の改ざんなど15の罪に問われた。

これに加え、ワイセルバーグ被告は重窃盗の罪にも問われた。この訴因で有罪となれば最長15年の禁錮刑が科される。トランプ・オーガニゼーションが有罪となれば罰金などが科される可能性がある。

トランプ氏は声明を出し、バンス検事は政治的な動機で自身を標的にしていると改めて主張。「極左民主党による政治的魔女狩りは、ニューヨークに任務が引き継がれて続けられている。かつてないほど国を分断させている」と強調した。

トランプ・オーガニゼーションはこれとは別の声明で、バンス検事はトランプ氏に痛手を負わせるための「焦土作戦」でワイセルバーグ被告を駒のように使っていると非難。「これは正義ではなく、政治だ」と主張した。

トランプ氏は2017年1月の大統領就任の前に、同社資産を2人の息子とワイセルバーグ被告が管理する信託に移した。トランプ氏が現在、同社でどのような役割を持っているのかは不明。

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