[ワシントン 29日 ロイター] - 米民主党のペロシ下院院内総務は29日、モラー特別検察官によるロシア疑惑捜査を政治的干渉から守ることを目的とした法案について、単独法案としての採決ができなければ、民主党は可決が必須の歳出法案との一体化を目指すと明らかにした。
共和党は1月の新議会まで上下両院の過半数を握るが、12月7日以降に一部政府機関が閉鎖される事態を回避するためには、歳出法案で一部民主党議員の支持が必要だ。
ペロシ氏は「議会は特別検察官の捜査を守るための法案を直ちに可決しなければならない」と強調した。
その上で「ライアン下院議長(共和党)が採決を拒めば、下院民主党は可決が必須である歳出法案に捜査を守る条項を盛り込むことを目指す」と述べた。