[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米大統領が、中間選挙から1週間で再び政権の人事刷新に乗り出した。
政権内部に詳しい複数の関係者によると、ケリー大統領首席補佐官、ニールセン国土安全保障長官、ジンキ内務長官が近いうちに政権を去る可能性が浮上している。
共和党幹部らは混乱を最小限にとどめるためスタッフの解任を控えるよう促しているが、大統領は中間選挙が終了した数時間後にセッションズ司法長官を事実上更迭した。
さらに異例なことに、大統領はメラニア夫人の求めに応じてミラ・リカーデル大統領次席補佐官の解任を検討している。夫人初の単独外遊となったアフリカ訪問の際の対立が理由だという。
ある関係者によると、トランプ大統領はニールセン国土安全保障長官の解任に傾いている。ニールセン氏はケリー氏の大統領首席補佐官就任を受けて後任として国土安全保障長官に就いたが、大統領は両者を更迭する見込み。
ジンキ内務長官は、高額な出張費など複数の問題を巡り司法省の捜査対象となっていた。同長官は今週山火事に見舞われたカリフォルニア州を訪れる予定で、大統領の決断は来週以降になる見込み。
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