February 5, 2019 / 12:58 AM / 7 months ago

トランプ米大統領、次期世銀総裁にマルパス財務次官推薦へ=関係筋

[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米政権は世界銀行の出資国に対し、世界銀行の次期総裁候補としてデービッド・マルパス米財務次官を推薦する方針を伝えた。この決定に詳しい複数の関係者が4日、明らかにした。

 2月4日、トランプ米政権は世界銀行の出資国に対し、世界銀行の次期総裁候補としてデービッド・マルパス米財務次官(写真)を推薦する方針を伝えた。写真はG20に出席する同財務次官。昨年3月にブエノスアイレスで撮影(2019年 ロイター/Agustin Marcarian)

最初にこの決定を報じた米政治メディアのポリティコによると、トランプ政権は6日に候補を発表する予定という。

マルパス氏(62)が承認されれば、2月1日付で辞任したジム・ヨン・キム氏の後任となる。

ホワイトハウスや財務省の報道官は現時点でコメントの要請に返答していない。

欧州の外交筋は、トランプ政権が複数の諸国にマルパス氏を指名する方針を伝達したと明らかにした。欧州の世銀出資国が反対する可能性はないとも述べた。

米国は世銀の最大の出資国であり、伝統的に米国の推す候補が総裁に就任してきた。ただ、米国が推す候補でも世銀理事会の承認を得る必要があり、マルパス氏に対抗馬が現れる可能性もある。

マルパス氏の指名には、世銀への影響力拡大を狙うトランプ政権の思惑がのぞく。

同氏は2017年に世銀や国際通貨基金(IMF)などの国際機関が規模を拡大し、一段と「凝り固まり」「押し付けがましい」存在になっていると批判している。

ここ2年間で同氏はまた、中国への支援を停止するよう世銀に働き掛けてきた。昨年は、世銀による130億ドルの増資に絡む融資改革の協議に一役買っている。同改革は融資を制限し、貧困国に資源を一段と集中させるという狙いがあった。

世銀グループ中核の国際復興開発銀行(IBRD)での投票権は米国が16%で最大で、中国は約4.5%と、日本の6.9%に次ぐ3位。

ある世銀筋は、米国が推す候補が妥当で適任だとみなされた場合、加盟国は対立候補を出すことに消極的だが、マルパス氏が適任だという認識が広くあるかどうかは不明だと述べた。

世銀は今月7日から3月14日まで次期総裁候補の指名を受け付ける。最大3人の候補者が理事会の採決に進む可能性がある。

マルパス氏は2016年の米大統領選でトランプ氏の経済顧問を務めた。2008年に破綻した投資銀行ベア・スターンズの首席エコノミストを破綻前に務めた職歴があり、レーガン、ブッシュ(父)両元政権下の財務省と国務省での勤務経験もある。

*内容を追加しました。

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