February 20, 2018 / 12:39 AM / 4 months ago

WTO、米国抜きの将来に備えるべき=ラミー前事務局長

[ジュネーブ 19日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)前事務局長のパスカル・ラミー氏は19日、国連貿易開発会議(UNCTAD)主催のイベントで講演し、WTOは米国抜きの将来に備える必要があるとの見方を示した。

 2月19日、世界貿易機関(WTO)前事務局長のパスカル・ラミー氏は、国連貿易開発会議(UNCTAD)主催のイベントで講演し、WTOは米国抜きの将来に備える必要があるとの見方を示した。ブリュッセルで会見するラミー氏。2014年9月撮影(2018年 ロイター/Laurent Dubrule)

米国はWTOの紛争処理機関である上級委員会の新委員任命を阻止し、WTO内に混乱をもたらしている。米当局者は新委員の選任を進めるための条件を示しておらず、欠員がさらに1人増える9月までに事態が解決する兆しは見られない。

ラミー氏は「大国が国際的な規律に基づく貿易ルールに従いたくないのであれば、他国は対応する必要がある」と述べた。

加盟国が望むプランAは、米国に問題点を問い、解決を提案することだろうとした上で、プランBは「米国抜きでシステムを機能させる」ことだとし、「プランBの存在が伝われば、プランAがよりうまく進むかもしれない」と付け加えた。

また、米国の戦略がもたらす結果は3つあり得るとの見方を示した。

最も穏やかなシナリオは、米国の懸念を踏まえてWTOの判例法を見直すことであり、その次は貿易規律や法執行の弱い、WTO創設前の状態に戻ることだと指摘。3つ目は、米国が離脱するか、他の加盟国が米国抜きのWTOを構築することだと述べた。

ラミー氏は、中国を巡る米国の不満は共感できる部分もあるとしながら、トランプ大統領やその顧問らは貿易について「中世」のような古い考え方をしており、グローバルなバリューチェーンという現代の現実とは相容れないとの見方を示した。

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