[サヌア/ワシントン 29日 ロイター] - 米軍は29日、イエメンを拠点とするイスラム過激派組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を標的とした空爆をイエメン南部で実施し、米兵1人が死亡、3人が負傷したと明らかにした。トランプ米大統領が承認した軍事作戦が行われたのは今回が初めて。
米軍によると、この空爆作戦によりアルカイダの戦闘員14人が死亡した。一方、現場の医療関係者らは、女性や子供10人を含む約30人の市民が死亡したと述べた。
米国防総省によると、負傷者を避難させるために派遣された米軍機が砲撃に遭い、さらに2人の米兵が負傷したという。
トランプ大統領は、作戦は成功したとした上で、作戦中に収集された情報は米国のテロとの闘いにおいて役立つとの見方を示した。
国防総省は市民の犠牲については言及しなかったが、米軍当局者は、匿名を条件に、その可能性は除外できないと語った。
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