[ロサンゼルス 4日 ロイター] - 調査会社ニールセン・ミュージックが3日発表したリポートによると、2017年の米国音楽売り上げで、R&B/ヒップホップが全体の24.5%を占め、初めて最大の音楽ジャンルとなった。2番目がロックで20.8%を占めた。
ニールセン・ミュージックのデータは、アルバム本体および収録曲の販売、ストリーミング再生数などを集計したもの。
また、昨年最大のヒットアルバムは英歌手エド・シーランの「ディバイド」だったが、ケンドリック・ラマーの「ダム」(2位)、ドレイクの「モア・ライフ」(4位)などトップ10アルバムのうち7枚がラップやR&Bだった。オンデマンドのオーディオ・ストリーミングの急増が背景にある。
ロック人気の陰りを反映して、今週発表された4月にカリフォルニア州で開催される「コーチェラ・フェスティバル」の出演リストでは、19年の歴史で初めてヘッドライナーにロックのアーティストが入らなかった。
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