January 29, 2019 / 12:02 AM / 6 months ago

ヴァーレ時価総額190億ドル消失、ダム決壊の影響巡り不透明感

[サンパウロ 28日 ロイター] - ブラジルの資源大手ヴァーレ(VALE3.SA)の株価が急落し、時価総額は約713億4000万レアル(189億6000万ドル)吹き飛んだ。同社が所有する鉱山のダム決壊事故で死者が少なくとも60人に達する中、何らかの処罰を求める声が上がっている。

 1月28日、ブラジルの資源大手ヴァーレの株価が急落し、時価総額は約713億4000万レアル(189億6000万ドル)吹き飛んだ。写真は同社のダム決壊で行方不明者を捜索する救助隊。ブルマジニョで撮影(2019年 ロイター/Adriano Machado)

株価は24%急落し、同社として過去最大の下落率を記録。事故が起きた25日はブラジル株式市場は休場だった。米国預託証券(VALE.K)は25日に8.1%下落、28日は18%下落して2017年12月以来の安値で引けた。

死者が数百人に増えるとの懸念が高まる中、検察や政治家、被害者の家族らから何らかの処罰を求まる声が上がっており、罰金や訴訟、規制強化などの可能性が見込まれている。

ヴァーレは27日遅く、配当支払いを停止した。

ガルト・キャピタルのファンドマネジャー兼パートナー、イゴール・リマ氏は株価の下落について、一部の市場参加者の予想より大幅だと指摘。また、当局の反応は同社の合弁会社サマルコの鉱山で2015年に発生したダム決壊事故の際よりもかなり強いとし、同社に科される処罰の大きさを巡り不透明感が生じているとの見方を示した。

ラケル・ドッジ検事総長は、ヴァーレは刑事訴追されるべきだと断言。経営幹部も個人として責任を問われる可能性があると述べた。[nL3N1ZS5JN]

HSBCとジェフリーズは既に同社の投資判断を「バイ」から「ホールド」に変更した。

ヴァーレの社債も下落し、マーケット・アクセス・ボンドティッカーによると、2026年8月償還債の利回りは25日の事故発生前の4.6%から5.7%に上昇した。

格付け会社フィッチは28日、ヴァーレの格付けを「BBBマイナス」に引き下げ、「レーティング・ウォッチ・ネガティブ」に指定した。これより先、S&Pも25日遅く、ヴァーレの格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。

ブラジルの裁判所は、ダム決壊事故による賠償に備えてこれまでにヴァーレの資産118億レアル(31億ドル)の凍結を命じている。第3・四半期末時点の同社のキャッシュおよびキャッシュ同等物保有額は約240億レアルだった。

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