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経済危機深刻化のベネズエラ、通貨切り下げなど発表

[カラカス 17日 ロイター] - 経済危機に直面するベネズエラのマドゥロ大統領は17日、通貨ボリバルの切り下げと国内ガソリン価格の値上げを発表した。ただ、景気対策としては不十分との批判が即座に上がった。

世界的な原油安でベネズエラの原油輸出収入は落ち込み、財政は悪化している。国家主導の経済政策の失敗により、インフレ率は3桁に達し、物資不足は深刻化。国内経済は危機に直面している。

大統領はこの日発表した措置について「これは、均衡の取れた状態に戻すために必要な策だ。私が責任を負う」と強調した。

通貨ボリバルの対ドル相場は37%切り下げ、1ドル=6.3ボリバルから同10ボリバルとする。また、3種類の為替制度を2つに集約する。

また副次的な外貨制度であるSIMADI為替レートを変動相場制に移行する。SIMADIは現在1ドル=200ボリバル付近となっている。

さらに、補助金によって低く抑えてきた国内のガソリン価格を、約20年ぶりに引き上げる。

エコノミスト兼世論調査専門家のルイス・ヴィセンテ・レオン氏は「6.3ボリバルから10ボリバルへの切り下げではそれ相応の効果は期待できない。ガソリン価格も定期的に見直さない限り、インフレによりまったく効果がなくなる」との考えを示した。

ベネズエラが直面する経済問題の唯一の解決策は、チャベス前大統領時代から13年続く為替制度を全面的に撤廃することだ、との指摘もある。

*内容を追加します。

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