[ワシントン 25日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は25日、ベネズエラ問題の対応に向け、過去に米政権で外交政策を担当したエリオット・エイブラムス氏を責任者に起用すると発表した。
米国は今週、ベネズエラの野党指導者であるフアン・グアイド国会議長を暫定大統領として承認。ベネズエラのマドゥロ大統領は米国との外交関係を断つと表明した。
エイブラムス氏は新保守主義派で、ジョージ・W・ブッシュ政権で国家安全保障会議(NEC)の中東政策などを担当。レーガン政権下では国務次官を務めた。
1991年にはイラン・コントラ事件に絡み、議会への情報開示を怠ったとして有罪判決を受けたが、H・W・ブッシュ大統領(当時)が恩赦を与えた。