[21日 ロイター] - 米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズVZ.Nが21日発表した第3・四半期決算は、利益が予想を上回った。新型コロナウイルスの影響で企業や学校などのオンライン化が広がる中、電話やインターネットサービスへの需要が引き続き高まった。
月額払い(ポストペイド)契約者数は28万3000人増と、調査会社ファクトセットのアナリスト予想平均である26万8000人増を上回った。
総営業収入は4.1%減の315億4000万ドル。顧客活動の低下や特定機種の発売時期の遅れが影響した。アップルAAPL.Oの今年の新型iPhoneは、例年よりも約1カ月遅い発売となった。
ヤフーやハフポスト、テッククランチを含むメディア部門の収入はは7.4%減の17億ドル。企業が経費抑制に向け広告費を削減した。
純利益は45億ドル(1株当たり1.05ドル)と、前年同期の53億4000万ドル(同1.25ドル)から減少。新型コロナの影響が1株利益を約0.05ドル下押しした。
一方、特別項目を除く1株利益は1.25ドルで、アナリスト予想平均の1.22ドルを上回った。
通年の調整後1株利益見通しは0─2%増とした。従来予想は2%減─2%増。
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