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独VW、欧州以外で初の電池工場をカナダに建設へ

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は13日、同社として初めてとなる欧州以外の電気自動車(EV)用バッテリーセル工場を建設する場所としてカナダを選んだと発表した。写真は、同社製のEVバン・Buzz。2022年7月7日にドイツ・ザルツギッターで撮影。(2023年 ロイター/Zuzanna Szymanska)

[ウォルフスブルク 13日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は13日、同社として初めてとなる欧州以外の電気自動車(EV)用バッテリーセル工場を建設する場所としてカナダを選んだと発表した。

工場はデトロイトから北東へ約195キロメートル離れたオンタリオ州セントトーマスに建設する。VWは昨年12月、カナダで工場用地を探していると明らかにしていた。

カナダのイノベーション・科学・産業相を務めるシャンパーニュ氏は「これはカナダにとってホームランだ」と強調。VWは「自動車部門ではカナダ史上最大となる投資」を行うとしたが、詳しくは説明しなかった。

VWの発表は具体的な投資の規模や新工場の生産能力には言及していないが、同社のトーマス・シュマル取締役は昨年8月、初めてとなる北米の工場は生産能力20ギガワット時を目指すと話していた。

VWはこれまで長い間、高い輸送・物流コストや供給網のリスク、緊迫した地政学情勢を踏まえ、EVの供給網を欧州、北米、中国の各地域に構築すると表明してきた。

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