[ベルリン 17日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、電池コストを下げるために鉱山に投資する計画だと、技術担当取締役のトーマス・シュモール氏がロイターとのインタビューで語った。自社の電池需要の半分を満たすとともに、サードパーティーの顧客にも販売するとした。
傘下の電池部門「パワーコ」について、VW向けに生産するだけでなく、世界的な電池供給会社にしたいと強調した。
同氏によると、パワーコはまず、VWの電気自動車(EV)用プラットフォーム「MEB」をベースに米フォードが欧州で製造している120万台分の電池を納入する予定。
長期的には、VWの世界での需要の半分を満たすのに十分な量の電池を製造する計画で、生産能力は大半が欧州と北米に置かれるという。
同氏は「原材料のボトルネックは採掘能力であり、そのため鉱山に直接投資する必要がある」との考えを示した。
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