[ベルリン 29日 ロイター] - 独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は29日、国内メディアが報じた人権侵害を巡るブラジル検察当局の捜査について「深刻に受け止めている」と表明した。
南ドイツ新聞と公共放送局NDRは29日、ブラジルが軍事独裁政権下にあった1974─86年の間に、VWの同国農場で人権侵害が行われていた疑いを当局が捜査していると伝えた。
NDRによると、軍事政権がこの土地の購入と開発をVWに提案した。
VWはブラジルで訴訟の可能性があるため、これ以上のコメントは控えるとした。
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