[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG.DE)は、過去数年にわたり2ケタの伸びが続いてきた中国販売に関して、今年は急ブレーキがかかる可能性があるとの見方を示した。
ハンス・ディーター・ペッチュ最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会見で、「市況の改善には時間を要する」と述べた。中国はVW最大の市場。
また販売責任者のクリスティアン クリングラー氏は、今年の中国販売は前年の368万台から小幅減になる可能性もあるとした。消費者の小型車シフトや競争激化などを理由に挙げた。
ペッチュCFOは中国事業について、コスト面に一段と注力するとし、支出削減の余地が「非常に大きい」とした。