[ベルリン 10日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の調達部門責任者であるムラット・アクセル氏は、半導体の供給不足が第3・四半期には緩和すると予想している。ただ、供給のボトルネックは長期化する見通し。ハンデルスブラット紙とのインタビューで述べた。
同氏は、生産能力の増強には2年ほどかかるため、長期的には10%程度の半導体不足が予想されると指摘。半導体の保管場所を拡大することでボトルネックに備えるとした上で、現在、全車種の部品について供給リスクを検証しているという。
ディース最高経営責任者(CEO)は3月、半導体不足のため10万台が製造できない状況にあり、年内に不足分を補うことはできないと述べていた。
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