[フランクフルト/ベルリン 15日 ロイター] - ドイツ検察当局は15日、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)VOWG_p.DEのディーゼル車排ガス不正試験を巡り、マルティン・ウィンターコルン元最高経営責任者(CEO)を詐欺罪で起訴した。
ウィンターコルン氏は昨年5月、米国でも起訴されている。
独ブラウンシュワイクの検察局は声明で、ウィンターコルン氏と幹部4人を起訴したと発表。幹部の名前は明らかにしていないが、ディース現CEOは、自身が起訴対象となっていないと述べた。
VWは2015年9月、不正ソフトを利用して米国での排ガス規制を逃れたことを認めた。
この問題を巡り、米証券取引委員会(SEC)は先月、排ガス規制逃れを認識しながら証券を発行し、米国の投資家を欺いたとしてウィンターコルン氏を告発した。
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