[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が7日発表した2022年決算は増収増益となったが、サプライチェーン(供給網)の混乱がキャッシュフローを圧迫した。
売上高は21年の2502億ユーロから2790億ユーロに増え、営業利益は225億ユーロ(241億1000万ドル)だった。営業利益率は8.1%で、昨年3月に示した自社見通しの7―8.5%の上限寄りの水準となった。
だが正味のキャッシュフローは約50億ユーロとなり、目標の86億ユーロを大きく下回った。同社はその理由として、不安定なサプライチェーンにより在庫が積み上がったためだと説明した。
VWは先月、今年の見通しは景気の低迷とサプライチェーンの問題により依然として不透明だと警告している。
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