[30日 ロイター] - スウェーデンの自動車会社、ボルボ・カーズのサムエルソン最高経営責任者(CEO)は30日、年内の新規株式公開(IPO)の実施に向けて「準備は順調」と語った。ロイターとのインタビューで述べた。
CEOは「年内のIPO実施の可能性を見据えている」とし、ナスダック・ストックホルム証券取引所への上場を検討していると述べた。
CEOはこの日、2030年までに完全な電気自動車メーカーに移行するためのロードマップを公表。20年代半ばに60万台の電池式電気自動車を販売するほか、26年に欧州に電池のギガファクトリーを建設する計画などを盛り込んだ。
ボルボ・カーズは今年、中国の親会社である浙江吉利控股集団傘下の吉利汽車との合併計画を撤回している。
サムエルソンCEOは、吉利汽車とは今後も車体構造や内燃パワートレイン、その他部品の共有は続けるが、それぞれ独立した会社として「一定の距離」を保つ方針を示した。
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