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VW排ガス問題、前CEOは2014年時点の指摘「注目せず」
2016年3月3日 / 01:48 / 2年前

VW排ガス問題、前CEOは2014年時点の指摘「注目せず」

[フランクフルト/ワシントン 2日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)が米国でディーゼル車の排ガス規制を不正に逃れていた問題で、ウィンターコルン前最高経営責任者(CEO)は2014年に問題を指摘する2つのメモを受け取ったが、特に注目していなかったことが分かった。

 3月2日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が米国でディーゼル車の排ガス規制を不正に逃れていた問題で、ウィンターコルン前最高経営責任者(CEO)は2014年に問題を指摘する2つのメモを受け取ったが、特に注目していなかったことが分かった。写真はヴォルフスブルクで昨年11月撮影(2016年 ロイター/Ina Fassbender)

VWが2日、ドイツで株主が起こした訴訟への対応に関する声明で明らかにした。排ガス問題は「当初、経営陣レベルには特に注目されなかった」という。

VWによると、一つ目のメモは2014年5月に前CEO宛てに送付されたもので、米国の研究者が、VWのディーセル車が路上走行時に排出する大気汚染物質の量が試験走行時よりも多いことに疑問を呈しているとの内容。

このメモは週末に大量のメールとともに届いていた。VWは、差出人の名前や前CEOがメモに実際に目を通したかどうかについては明らかにしていない。

2つのメモは2014年11月に前CEOが受け取った、北米で販売され、排ガス問題が指摘されたディーゼル車の修理コストに関するもので、当初2000万ユーロと試算されていた。

前CEOは翌15年7月、ディーゼル車の排ガス問題が話し合われた会合にも参加したとされるが、その時点で不正を認識していたがどうかは明確ではない。

VWは声明で当時を振り返り、謝罪した。

VWの排ガス不正問題では、投資家への通知が大きく遅れたとして、独ブラウンシュヴァイクの地方裁判所で複数の訴訟が起こされている。VW側は2日、経営陣は市場の情報公開規則に違反しなかったと主張し、法的な対抗措置を講じていることも明らかにした。

原告らは、VWが昨年9月3日、米当局に不正行為を認めてから約3週間経過するまで、排ガス試験不正について公表を怠ったと主張する。

VWはブラウンシュヴァイクの裁判所に、抗弁陳述書を提出したと公表。「米規制当局が9月18日、環境規制違反行為について公表するまで、不正行為に伴う株価への影響はなかったとの立場を示した。

VWは声明で、内外の法律専門家が慎重に精査した結果、ドイツの資本市場関連法に基づく情報開示義務を適切に果たしたとの認識を確認したと訴えた。

法律会社のニーディング・バースは1月、米英66の機関投資家を代表し、VWを相手取って損害賠償を求める訴えをブラウンシュヴァイクの裁判所に起こす方針を示していた。

VWは、訴えの利益がないとの立場を表明した。

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