November 28, 2019 / 11:54 PM / 11 days ago

アングル:米株市場、サンタクロースラリーに期待 利下げ追い風

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米株式市場は昨年末に大幅な下落に見舞われたが、今年は昨年の二の舞にはならず、上昇して年を終えそうだと多くの投資家が考えている。

 11月22日、米株式市場は昨年末に大幅な下落に見舞われたが、今年は昨年の二の舞にはならず、上昇して年を終えそうだと多くの投資家が考えている。写真は2017年11月、ニューヨーク証券取引所を訪れたサンタクロース(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

投資家は昨年末には、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが速すぎると懸念していた。しかし今年に入ってFRBは逆に利下げしており、12月も利下げこそ予想されていないものの、利上げも見込まれていない。

もう1点、昨年末と異なるのは株式市場が世界同時的に堅調なことだ。

ロバート・W・ベアードのマーケットストラテジスト、マイケル・アットネッリ氏は「今年は見通しが改善している。足元で好調なのは米市場だけではない。世界各地の多くの市場が堅調で、投資家はリスク志向を強めている」と述べた。

年末に向けた不確定要素の1つは米中通商協議の行方。協議は継続中だが、暫定合意への期待感から年明けにかけて市場が上昇する可能性がある。

昨年はS&P総合500種指数.SPXが9月20日から12月24日の間に19.8%下落。LPLファイナンシャルのシニア・マーケット・ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は昨年末の相場下落について「みんなの記憶に残っており、12月に再び売り込まれるのを警戒している」とした上で、「私は昨年と同じ展開になるとは思わない」と述べた。今のところ株式市場は世界的に堅調で、今年の年末は上昇に向かいそうだという。

年末の株式市場は休暇の浮かれ気分だけではなく上昇基調となることが多い。「ストック・トレーダーズ・アルマナック」によると、年末の5営業日と年初の2営業日を合わせた7営業日の相場上昇は「サンタクロースラリー」と呼ばれる。昨年の米株式市場はこの期間に1.3%上昇し、1950年以降の平均に沿った数字だった。

ただアルマナックによると、サンタクロースラリーが起きない場合は弱気市場入りの兆しになる。

今年は米中通商協議が物別れとなれば年末の相場上昇が起きない可能性もある。ヌビーンの首席投資ストラテジスト、ブライアン・ニック氏は、米中協議が続いていることへの楽観的な見方から相場は上昇を続けているが、失望に転じる余地はあると指摘。「今年はサンタクロースラリーの到来が少し早かったように感じる」と述べた。

(Caroline Valetkevitch記者)

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