for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

一部魚類、温暖化に伴うCO2増加に体内時計調整で適応=研究

8月1日、地球温暖化に伴い、増加する二酸化炭素で酸性度が高まった海中の環境に適応するため、一部の魚類は、体内防御装置を常に夜間のレベルに調整している可能性があることが国際科学者チームの研究で分かった。写真は昨年6月撮影の豪グレートバリアリーフ南端のレディーエリオット島(2016年 ロイター/David Gray)

[オスロ 1日 ロイター] - 地球温暖化に伴い、増加する二酸化炭素で酸性度が高まった海中の環境に適応するため、一部の魚類は、体内防御装置を常に夜間のレベルに調整している可能性があることが分かった。国際科学者チームが、オーストラリアのグレートバリアリーフに生息するスズメダイ科の小魚を研究した。

日中には藻類などの植物が光合成のため二酸化炭素を消費することから、海中の濃度は低下する。一方夜間には、光合成が止まり二酸化炭素濃度が最高レベルに上昇する。魚類はこの変化に対応するため、毎日体内の状態を変化させている。

研究対象となったスズメダイ科の魚では、海中の二酸化炭素濃度上昇にうまく適応できる魚は、その稚魚の体内時計も柔軟に適応できるという。

研究に参加したサウジアラビアのアブドラ国王科学技術大学、ティモシー・ラバジ氏は「適応力のある稚魚は体内時計を常に夜間に合わせているようだ」と述べた。

研究では、ネズスズメダイとホワイトダムゼルフィッシュを今後数十年間で予想されるレベルの二酸化炭素濃度の海中で育て、脳内の遺伝子とタンパク質の変化を観察した。結果は、ネーチャー・クライメト・チェンジ誌に掲載された。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up