October 21, 2019 / 9:43 PM / in a month

ソフトバンク、米ウィーワークの経営権取得へ追加出資提案=関係筋

[21日 ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)は、共用オフィス「ウィーワーク」運営の米ウィーカンパニーに対し、総額100億ドル近くの資金提供を提案している。デットファイナンス(借り入れによる資金調達)や株式公開買い付けなどが含まれ、ソフトバンクが過半数の株式を取得するほか、共同創業者アダム・ニューマン氏の会長職退任につながる可能性がある。事情に詳しい関係者が21日明らかにした。

 10月21日、ソフトバンクグループ<9984.T>は、共用オフィス「ウィーワーク」運営の米ウィーカンパニーに対し、総額100億ドル近くの資金提供を提案している。サンフランシスコで9月撮影(2019年 ロイター/Kate Munsch)

ウィーカンパニーは9月に新規株式公開(IPO)計画を撤回して以降、新たな資金調達に奔走。複数の関係筋によると、新たな資金を確保しなければ11月にもキャッシュが枯渇する可能性があるという。[nL3N2760BR]

ソフトバンクは、債務の形で50億ドルを提供する案を提示。また、来年4月に期限を迎えるワラント(新株引受権)の形で15億ドル出資する従来の計画を加速させることも提案した。1月時点で示した計画では同社の評価額を470億ドルと想定していたが、現時点では80億ドルという想定でソフトバンクは再交渉を求めている。

さらに、ソフトバンクは最大30億ドルのウィーワーク株の公開買い付けも提案。既存株主のほか、非業務執行会長のアダム・ニューマン氏ら内部関係者から買い付ける計画という。

公開買い付けの結果次第で、ソフトバンクはウィーワークの60─80%株式を取得する可能性があるが、帳簿の連結は避けたい意向という。

関係筋によると、ウィーカンパニーは22日に取締役会を開き、ソフトバンクの提案を検討する。主要取引行のJPモルガン・チェース(JPM.N)もデットファイナンスに関する提案を模索している。

ソフトバンクと傘下投資ファンドのビジョン・ファンドはこれまでにウィーカンパニーに約106億ドルを出資しており、株式の約3分の1を保有している。

関係筋によると、ソフトバンクとの取引の一環として、ニューマン氏はウィーカンパニーの取締役を退き、顧問に就任する可能性がある。ソフトバンクのマルセロ・クラウレ最高執行責任者(COO)が後任として会長に就く見通し。

ウィーワーク、ソフトバンク、JPモルガンはコメントを控えた。ニューマン氏の広報担当者もコメントを避けた。

関係筋によると、ソフトバンクの50億ドルのデットファイナンス案では、みずほフィナンシャルグループ(8411.T)がシンジケート団に含まれている。同案は10億ドル超の信用状のほか、シニア担保債や劣後債で構成されている。

みずほはコメントを控えた。

*内容を追加しました。

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