November 27, 2018 / 7:59 PM / 16 days ago

米中首脳会談で合意可能、不成功なら関税引き上げも=カドロー氏

[ワシントン 27日 ロイター] - 米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は27日、今週の米中首脳会談について、トランプ大統領は貿易問題で合意が可能と考えているが、進展がなければ中国からの輸入品に対する関税を引き上げる用意があると明らかにした。

 11月27日、米国家経済会議のカドロー委員長(写真)は、12月1日に予定される米中首脳会談で通商問題の打開が得られなければ、トランプ大統領には中国からの輸入品に対する関税を引き上げる用意があると述べた(2018年 ロイター/KEVIN LAMARQUE)

トランプ大統領と中国の習近平国家主席は20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれるアルゼンチンで30日に夕食会に出席する。

現時点で両国が首脳会談の正式な議題で合意しているか明らかでない。カドロー氏はホワイトハウスで記者団に対し、補佐官レベルの会合は現時点では予定されていないと明らかにした。

同氏によると、トランプ大統領は補佐官らに取引(ディール)ができる可能性は十分にあると考えており、オープンな姿勢との考えを示した。

しかし同氏は「一定の条件を満たす必要がある」とし、知的財産権の侵害や強制的な技術移転、中国に進出している米企業の所有を巡る問題、コモディティー(商品)に対する高関税と非関税措置、民間企業に対するハッキングなどを「解決が必要」な問題として挙げた。

中国が妥協案を示したかどうかについてはコメントを避けた。

ホワイトハウスは夕食会が中国との通商問題の解決に向けた機会になるとの見方を示しているが、カドロー氏は、ホワイトハウスはこれまでのところ中国側の反応に満足していないと指摘。「中国側はアプローチを大きく変えていないため、これまでの反応に失望している」と述べた。具体的な問題には言及しなかった。

そのうえで「習主席には協議のトーンや内容を変える機会がある」とし、「トランプ大統領は自身がオープンであることを示している。われわれは習主席もオープンであるかを知る必要がある」と述べた。

進展が得られなければ、トランプ大統領は2000億ドル相当の中国製品に対する輸入関税率を10%から25%に引き上げる用意があると表明。さらに追加的に2670億ドルの中国製品に輸入関税を掛ける可能性もあるとし、「過去の事例から学んだ通り、トランプ大統領は行うと言ったことは行う」と述べた。

首脳会談の議題について双方が合意しているかとの質問に対し、カドロー氏は「懸命に準備を進めている」と説明した。

また「会談はディナーパーティーのようなものだ」と述べ、共同声明が発表されるかどうかは分からないとの認識を示した。出席予定者についてもコメントを避けた。

G20にはカドロー氏ほか、メラニア夫人、ポンペオ国務長官、ライトハイザー通商代表部(USTR)代表、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らが同行する。

G20に関しては事務レベルで共同声明案を巡って協議しているとした上で「米政府内では誰も声明について懸念していない。声明を出すのであれば、それはわれわれが同意したものであるし、出さないからといって悲嘆にくれるものでもない」と述べた。

またトランプ大統領が米国、メキシコ、カナダが合意した新貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の署名式に出席することも明らかにした。ただ署名式がいつ行われるのか具体的には明らかにしなかった。

*内容を追加します。

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