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ブログ:「超人」になれるスポーツ、あります
2017年5月19日 / 04:43 / 7ヶ月前

ブログ:「超人」になれるスポーツ、あります

Kyung Hoon Kim

 5月15日、日本では、新しい世代の発明者たちが、テクノロジーや特別な器具を使って、プレーヤーが「超人」気分を味わえる21世紀の新しいスポーツ開発に取り組んでいる。写真は東京で4月13日撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 15日 ロイター] - こと文化とエンターテインメントに関しては、古代の伝説的人物や競技から、漫画やビデオゲームに至るまで、日本には豊かな歴史がある。

こうした文化を起点に、いま新たな世代の発明者たちが、テクノロジーや特別な器具を使って、プレーヤーが「超人」気分を味わえる21世紀の新しいスポーツ開発に取り組んでいる。

HADOの装備を付けた(左から)ぴよひなさんと佐々木淳平さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) 

HADOの装備を付けた(左から)ぴよひなさんと佐々木淳平さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) 

東京を拠点とする研究者やゲームデザイナーの集団「超人スポーツ協会」では、2015年の設立以降、「HADO(波動)」など12種の新たなスポーツを認定した。

HADOは、頭に拡張現実(AR)用のヘッドマウントディスプレイを、腕に動作を感知するセンサーを装着し、バーチャル闘技場で、光の波動から身をかわし、炎の玉を投げ合う。まるで、「ドラゴン・ボール」や、ビデオゲーム「ストリート・ファイター」のアクション場面さながらの競技だ。

「ロックハンドバトル」を開発した風見緑哉さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

「ロックハンドバトル」を開発した風見緑哉さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

「ロックハンドバトル」という、ローテクな競技もある。競技者は、利き腕に装着した巨大な腕「ロックハンド」をぶつけ合い、上腕部に着けられた小さな石を落とす。

ロックハンドバトルの開発者で漫画家の風見緑哉さん(25)は、岩手県盛岡市の三ツ石神社に伝わる鬼の手形の伝説に着想を得たという。カザミさんは、村人に悪さをする鬼を石にしばりつけたという伝説をもとに、漫画も描いた。鬼が手形を岩に残したことから、「岩手」になったといわれている。

「バブル・ジャンパー」の装備を付けた開発者の安藤良一さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

「バブル・ジャンパー」の装備を付けた開発者の安藤良一さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

認定競技の一つ「バブル・ジャンパー」の開発者で、バーチャル・リアリティーを研究する安藤良一さん(27)は、SF映画に登場する、装着者の能力を飛躍的に高めるボディー・スーツを着ているような気分になるという。

バブル・ジャンパーは、竹馬の様な脚部強化器具と、風船のように膨らむ衝撃吸収体を身に着けたプレーヤーが、力士の様に体をぶつけ合う。

特殊な車輪を装備した電動アシスト車いすを操作する上林功さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

特殊な車輪を装備した電動アシスト車いすを操作する上林功さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

「テクノロジーで、人間の能力を高め、補うことができる」と、「スライドリフト」競技の開発者で、スポーツ科学研究者の上林功さん(38)は言う。「この車いすに乗れば、誰でもドリフト走行ができる」。特殊な車輪を装備した電動アシスト車いすは、レースカーの様なドリフトも含め、どんな方向にも動かすことができる。

HADOカートで遊ぶ濱村智博さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

HADOカートで遊ぶ濱村智博さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

「HADOカート」の競技者で、IT業界で働く濱村智博さん(25)は、「この競技で遊ぶとき、深刻に考える必要はない。本当の世界とは違う、別の世界の存在を感じるんだ」

HADOの装備を身に着けたぴよひなさん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) 

HADOの装備を身に着けたぴよひなさん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) 

タレントでアニメソング歌手のぴよひなさんは、「HADOで遊ぶとき、いつも頭の中で一番うまくエネルギー・ボールを発射するやり方を考えている」と話す。

HADOの装備を身に着けた佐々木淳平さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) 

HADOの装備を身に着けた佐々木淳平さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) 

歌手の佐々木淳平さんは、「HADOをやっていると、時々自分の手からエネルギー・ボールが発射される感覚を感じる。この競技がすごくエキサイティングに感じられる」と言う。

ドローンを操作する早川裕彦さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

ドローンを操作する早川裕彦さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

ドローンを使う競技「トリトリ」の開発者で、メディア・デザインを研究する早川裕彦さん(26)は、「空中のドローンは、競技者の体の一部。人間と機械を一体化するこのスポーツは、飛ぶ感覚を体験させてくれる」と言う。早川さんは、宮澤賢治の小説「銀河鉄道の夜」に登場する「鳥捕り」に着想を得たという。

キャリオットを操作する佐藤鋼祐さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

キャリオットを操作する佐藤鋼祐さん(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

「キャリオット」の開発者で、人間情報学を研究する佐藤鋼祐さん(25)は、年齢や性別、障害を問わず、誰でも楽しめるスポーツを開発したかったと話す。キャリオットは、台車に座り、モーターで走る車輪を手綱で操作しながら、競争する競技だ。

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