[ベンガルール 10日 ロイター] - テニスの四大大会、ウィンブルドン選手権の主催者は10日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアと協力国ベラルーシの選手について、今年の同大会への参加を認めるかどうかはまだ決めていないと語った。
オールイングランド・クラブ(AELTC)と英国ローンテニス協会(LTA)は昨年、ウクライナ侵攻を受けてロシアとベラルーシの選手のウィンブルドン出場を認めなかった。同大会はこの決断について、英国政府のガイダンスのもと、両国の選手の参加を禁止することが唯一の有効な選択肢と説明していた。
男子と女子のツアーをそれぞれ統括するプロテニス選手協会(ATP)や女子テニス協会(WTA)はこれを受け、同大会にランキングポイントを付与せず、主催者らに対して巨額の罰金も科した。
ウィンブルドンを主催するAELTCのスポークスマンは両国の選手に関し、「まだ2023年大会への参加についての決定はしていない」とロイターにコメント。「この件について、英国政府およびテニスの主要な関係者と非常に緊密に協力し取り組んでいる」とも述べた。
今年のウィンブルドンは7月3日から16日にかけて行われる。
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