June 19, 2014 / 10:08 AM / 4 years ago

世界の富裕層、2013年は人口・資産額とも10%以上拡大

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 世界的な株高と景気回復を追い風に、世界の富裕層人口は2013年に約2百万人増加し、資産も14%増加した。キャップジェミニとRBCウェルス・マネジメントが毎年共同で出しているワールド・ウェルス・リポートで明らかにした。

6月18日、世界的な株高と景気回復を追い風に、世界の富裕層人口は2013年に約2百万人増加し、資産も14%増加したことが分かった。シンガポールで4月撮影(2014年 ロイター/Edgar Su)

同リポートは、100万ドル以上の投資可能資産を所有する富裕層(HNWI)の動向を毎年報告している。18日に発表された最新版によると、2013年に富裕層人口は15%伸びて1370万人になり、資産合計額も52兆6200億ドルに増加した。富裕層の拡大は2008年の世界金融危機以来5年連続。

地域別に見ると北米がトップで、アジアが僅差で2位だった。しかし成長著しい中国と株・不動産などの資産価格が上昇している日本の富裕層増加が貢献して、2014年には逆転が見込まれている。

国別では、4百万人の富裕層がいる米国が1位、ついで日本(230万人)、ドイツ(110万人)、中国(75万8000人)の順。これら上位4カ国で、世界全体の富裕層の60%を占める。

3000万ドル以上の超富裕層は世界全体で12万8300人。富裕層人口の0.9%に過ぎないが、全体資産の34.6%を所有している。

国別で目立った傾向としては、産油国のノルウェーとクウェート、金融市場のある香港とシンガポール、新興国の成長株とも言えるインド、ロシア、台湾だった。これらの国々では平均を上回るペースで富裕層が増加したが、ヨーロッパ、ラテンアメリカの国々は伸び悩んだ。

「今年は2000年以来2番目の伸び率だった。やはり金融市場が活気を取り戻したことが大きい」とRBCのウェルス・マネジメントのグループを統括するジョージ・ルイス氏は、ニューヨークで開かれたロイター・グローバル・ウェルス・マネジメント・サミットで語った。

レポートは23カ国、4500世帯の富裕層を対象としたサーベイ調査に基づいている。

金融機関や資産運用会社が富裕層市場の争奪合戦を繰り広げているが、調査結果では富裕層がこうしたサービスに辛い点数をつけていることも明らかになった。合格点を与えた富裕層の割合は、2014年早々の調査結果から4ポイント低下して63パーセントにとどまった。

資産運用のグローバル指向が強まっていることも今年の特徴。保有資産のうち国外で運用する割合は37%となり、前年の25%から増加した。一方でキャッシュ比率は27%と横ばいで、5年前の金融危機以降の慎重姿勢が続いている。投資出動の機会を待っている待機資産が少なくないことをうかがえる。

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