[ジュネーブ 4日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は4日、新型インフルエンザ(H1N1型)について、引き続き多くの国で感染が拡大しているものの、今後さらに深刻な事態となることはないとの見通しを発表した。
WHOのスポークスマンは、記者会見で「(新型インフルエンザは)以前より深刻な病状を引き起こすこともなく、ウイルスの性質に変化もみられない」と語った。
WHOでは、新型インフルエンザ感染によりこれまでに世界中で少なくとも2837人が死亡したと発表している。WHOは加盟する193カ国に対して死者数の報告要請をストップしており、WHO発表の数字は実際の人数よりもかなり少ないものとみられている。