[ワシントン 17日 ロイター] 米政府は、ブッシュ前政権が打ち出したポーランドとチェコにミサイル防衛(MD)施設を建設する計画を棚上げにする方針を決めた。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙(電子版)が17日、現政権および前政権の関係者の話として伝えた。
事実とすれば、米のMD施設東欧配備に反対しているロシアとの緊張緩和につながる。WSJは、「イランの長距離ミサイル計画が想定していたほど進展しておらず、米国本土および欧州主要都市に与える脅威が後退したとの判断」を踏まえた決定としている。