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アジア新興国、通貨の上昇抑制で資本規制の必要も=アジア開銀

 [香港 18日 ロイター] アジア開発銀行は18日に公表した報告書で、アジアの力強い成長見通しと投資リターン改善の見込みが同地域への資本流入を押し上げる一方、通貨の上昇圧力を強めるとの見方を示し、当局は資本規制を課す必要が生じる可能性があると指摘した。

 アジア開銀は、インドルピーや韓国ウォン、インドネシアルピア、マレーシアリンギおよびフィリピンペソの最近の上昇について、資産バブルや資金流入による市場の安定への影響をめぐる懸念をもたらしていると指摘。こうした状況では、新興諸国は資本規制を含むあらゆる政策措置を検討し、リスク管理やマクロ経済の安定を図る必要に迫られる可能性があるとの見方を示した。

 その上で、資本規制は特定の場合にのみ有効で、効果は短命だとし、そうした場合には「規律のある財政運営と慎重な金融・財政政策に裏打ちされた」為替政策の下で相場の柔軟化を図るべきだと指摘した。

 アジアの株式市場については、もはや割安ではないとしながらも、良好な景気見通しを受けた業績改善の見込みが将来の上昇を下支えすると予想。国債利回りは、最近のインフレ加速を踏まえれば2010年に一段と上昇する可能性があるとした。

 人民元については、「成長と輸出の力強い回復や潤沢な流動性、資本流入、国内のインフレ圧力の高まり」などを受けて、中国当局が「近いうちに」実質的な上昇を容認するとの見方を示した。

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