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カストロ前議長、60年代の同性愛者迫害で「責任はわたしに」

 8月31日、キューバのカストロ前議長は、60年代の同性愛者迫害が「ひどい不正だった」と自らの責任を認めた。26日撮影。提供写真(2010年 ロイター/Alex Castro)

 [ハバナ 31日 ロイター] キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(84)が、31日付のメキシコ紙ホルナダでのインタビューで、1960年代に同国政府が進めた同性愛者への迫害政策について、「ひどい不正だった」と自らの責任を認めた。

 キューバでは1960年代、同性愛者が「反革命的」とみなされて強制労働キャンプに送られるなどし、1979年に同性愛が法的に認められるまで当局による差別が続いた。

 カストロ氏は、こうした政策が「ひどい不正だった」と発言。自身は同性愛者に対する偏見はないとしながらも、「責めを問われるとすれば、それはわたしだ」と責任を認めた。

 一方で、1962年10月に起きたキューバ危機など、「生死にかかわる問題が当時は山積していた」と、問題に対処できなかった理由を説明した。

 キューバでは同性愛者を取り巻く状況が大きく変化し、今では性転換手術も無料で受けることができる。

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