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麻薬戦争のメキシコ、記者にとって「最も危険な地域」=米団体

 [メキシコ市 8日 ロイター] 米国のジャーナリスト保護委員会(CPJ)は8日、麻薬絡みの犯罪が相次ぐメキシコでは、ジャーナリストが麻薬組織の報復を恐れて事実を報道できない状態が続いていると報告した。

 同国では、カルデロン大統領が2006年末に麻薬密売組織との全面戦争を宣言して以降に2万8000人以上が殺害されており、このうち9割が未解決となっているという。被害者の大半は警察官や麻薬組織の殺し屋だが、中には裁判官、刑務所職員、ジャーナリストも含まれる。

 CPJはレポートで、2006年末以降、30人以上のジャーナリストが麻薬組織に関する報道を行ったとの理由で殺害され、メキシコはジャーナリストにとって最も危険な地域の1つだと指摘。その上で、麻薬組織による報復は「法律的、国際的に保護されている表現の自由の侵害だ」と強く批判した。

 メキシコの報道機関の多くは最近、麻薬組織に関する報道について自主規制を開始した。ジャーナリストは、麻薬組織と関わりのある腐敗した政治家などについての記事を掲載すれば命を危険にさらすことになると考えており、報道されない犯罪も存在するという。

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