[ハバナ 10日 ロイター] プレーヤーがキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長の「殺害」を図るという米ビデオゲームに対し、キューバ当局が怒りの声を上げた。
問題となっているのは、米カリフォルニア州のActivision BlizzardATVI.O社が製作した「Call of Duty: Black Ops(原題)」というゲーム。
キューバ当局は10日、政府が運営するウェブサイト(cubadebate.cu)で「(ゲームは)米国政府が50年余り前に果たせなかったことをバーチャルの世界で実現しようとするものだ」とコメント。その上で、ゲームはカストロ前議長の殺害という米国の企てを美化し、米国の若者の「反社会的な態度を促す」と批判した。
同ゲームは9日から米国で発売されており、人気の「Call of Duty」シリーズの一環としてヒットが見込まれている。