[ティクリート(イラク) 18日 ロイター] イラク北部のティクリートで18日、警察官の採用センターを狙った自爆攻撃があり、志願者ら最大60人が死亡、100人以上が負傷した。地元のサラハディン州当局者などが明らかにした。
国際武装組織アルカイダによる犯行とみられるという。警察は死者数を49人と発表したが、62人が死亡し、120人が負傷したという州議会関係者の情報もある。
イラクでは昨年3月の議会選挙から9カ月を経て、第2次マリキ連立政権がようやく発足したばかり。今回の事件は新政権誕生以降、最悪の被害となった。
イラクの反政府勢力は、駐留米軍が戦闘任務を終了した昨年8月以来、警察や軍への攻撃を強めており、ティクリートでは治安の安定を担う人員が少ないと指摘する声もある。