[モスクワ 29日 ロイター] モスクワ郊外のドモジェドボ空港で35人が死亡した自爆攻撃事件で、ロシア連邦捜査委員会は29日、実行犯が同国の北カフカス地方出身の20歳の男だと発表した。
北カフカスの反政府武装勢力が事件に関与したと当局が認めたのは今回が初めて。これまでのところ、犯行声明は出ていない。
また、イングーシ共和国のエフクロフ首長は記者団に対し、「北カフカスにある地下組織指導者らの仕業」との見方を示し、隣接するダゲスタン共和国の分離主義グループが関与しているとする報道もある。
国際空港のロビーが狙われた今回の事件は、海外からの投資を呼び込もうとする政府の方針を妨害するために武装勢力が実行したともみられている。