[シンガポール 8日 ロイター] 8日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟の主要国は、原油価格の高騰を抑え、欧米で広がる原油の供給懸念を和らげるため、サウジアラビアに続き、原油増産に動いている。
FTが業界関係者の話として伝えたところでは、クウェート、アラブ首長国連邦、ナイジェリアは、4月初旬までに原油生産量を最大で日量30万バレルまで増やす見通し。
これら3カ国とサウジアラビアによる増産によって、リビアの原油輸出減少による供給不足分はほぼ補われるという。
OPEC加盟国はこれまで、原油供給は不足していないとの見方を示していた。