[アムステルダム 23日 ロイター] 国際刑事裁判所(ICC)は23日、リビア最高指導者カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏を拘束したとする正式な確認情報を、反体制派の「国民評議会(NTC)」から受け取っていなかったことを明らかにした。
反体制派は首都トリポリに進攻した21日、セイフ氏を拘束したとしていたが、22日夜になってセイフ氏は同市内のホテルに姿を現した。拘束情報に反して同氏が姿を現したことで、反体制派の情報の信ぴょう性が疑われる結果になった。
ICC当局者は、22日の声明ではICCがセイフ氏拘束の情報を受け取ったと発表したものの、確認作業を行っていたと釈明した。