[ラゴス 5日 ロイター] ナイジェリア中央銀行のサヌシ総裁は5日、同国は外貨準備に占めるドル比率を減らすとともに、5─10%を中国人民元とすることを検討していると表明した。
CNBCとのインタビューで述べた。
中銀はこれまでも、ドルへの依存度を引き下げることを検討中としている。
同国の外貨準備高は約330億ドル。通貨の内訳について中銀は公表していないものの、エコノミストの試算では、ドルが大半を占めるとみられている。
サヌシ総裁はドルやユーロを放棄するわけではないと指摘。「(ドルとユーロは)引き続き、われわれが保有する準備のなかで重要な部分を占めることになる。すなわちドルは今後も、同国の政策の枠組みにおいて最も関連性が深い通貨に変わりない」と語った。