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アフリカのイスラム系武装勢力に連帯の兆し=米司令官

 9月15日、米アフリカ軍司令官のカーター・ハム陸軍大将は、欧米人を標的とするアフリカのイスラム系武装勢力3組織が協力し始めていると警告。写真は6月撮影(2011年 ロイター/Ramzi Boudina)

 [ワシントン 15日 ロイター] 米アフリカ軍司令官のカーター・ハム陸軍大将は14日、欧米人を標的とするアフリカのイスラム系武装勢力3組織が協力し始めているとし、「非常に憂慮すべき」と懸念を表明した。

 ハム司令官は、アルジェリアの「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」、ソマリアの「アルシャバブ」、ナイジェリアの「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」の名を挙げ、これらの組織が明らかに欧米人、特に米国を標的にしていると指摘。「彼らはそれぞれの国においてだけでなく、アフリカ地域全体や米国にとっても大きな脅威だ」と語った。

 さらに、ハム司令官はそれぞれの組織が協力し合い、行動を共にする意思があるとし、「AQIMとボコ・ハラムは、訓練や作戦行動を共有することに興味を示しているのを確認した。非常に憂慮すべきことだ」と述べた。

 一方、米国防省の複数の匿名筋は、これらの組織が同盟を築く可能性は低いとの見方を示している。

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