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米司法省が駐米サウジ大使暗殺計画で2人訴追、イランは反発

 [ワシントン/ニューヨーク/国連 11日 ロイター] 米司法省は11日、駐米サウジアラビア大使の暗殺計画に関与したとされるイラン人の男など2人を訴追したと発表した。 

 米国により訴追されたのは、イランから米国に帰化したマンソール・アーバブジア容疑者(56)とイラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」に所属するゴラム・シャクリ容疑者。アーバブジア容疑者の供述によると、同容疑者はシャクリ容疑者らコッズ部隊の幹部から暗殺計画の指示を受けていたという。 

 アーバブジア容疑者はメキシコで米国の麻薬捜査当局の情報提供者に対し、素性を知らずに計画への支援を依頼しようと接触したため事件が発覚、先月29日にニューヨーク市のジョン・F・ケネディ国際空港で米連邦捜査局(FBI)によって逮捕された。裁判所の文書によると、逮捕後、アーバブジア容疑者はシャクリ容疑者に連絡をとるなど、捜査に協力していた。シャクリ容疑者は現在、イランにいるとみられる。  

 ホルダー司法長官は記者会見で、イラン革命防衛隊の関与を主張。「イラン政府がわが国で行おうとしたことはおぞましく、懸念すべきこと」と述べた。

 クリントン国務長官はロイターとのインタビューで、イランへの制裁をこれまで躊躇(ちゅうちょ)していた国々も、制裁に向け一歩踏み出すだろうだろうとの期待を示した。

 オバマ大統領は「米国と国際法に対する甚だしい違反行為」と非難。サウジ政府も「卑劣」と、イランを強く非難した。

 これに対し、イランは関与を否定。同国国営プレステレビも「イランは、わが国が駐米サウジアラビア大使の暗殺を企てたとする米国の非難を否定する。これは作り上げられたシナリオだ」と報じた。

 イランのハザーイー国連大使は、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長への書簡で、米国による容疑者訴追は明らかに政治的意図があり、イランに対する長年の敵意の表れとして、強く反発している。

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