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ブラジル中銀が50bp利下げ、市場予想と一致

 [ブラジリア 19日 ロイター] ブラジル中銀は19日、政策金利を12.00%から11.50%に引き下げると発表した。利下げは市場の予想通りだった。

 10月19日、ブラジル中銀は政策金利を12.00%から11.50%に引き下げると発表した。ブラジル中銀本店前で9月撮影(2011年 ロイター/Ueslei Marcelino)

 インフレに対する懸念は根強いものの、国際経済の悪化や国内経済の急激な減速に対応したとみられる。

 今回の50ベーシスポイント(bp)の利下げは全会一致で決定した。

 ロイター調査では、調査対象のアナリスト26人のうち22人が50bpの利下げ、2人が75bpの利下げ、2人が100bpの利下げをそれぞれ予想していた。

 中銀は8月31日にも50bpの利下げを実施しており、エコノミストの間ではインフレに対する懸念が強まっている。

 中銀は声明で「より制約的な国際環境の影響を現時点で緩和するためには、緩やかな基準金利の調整が、インフレ率を2012年に目標に収れんさせるというシナリオと合致すると理解している」と表明した。

 国際経済の見通しは、ユーロ圏債務危機などを背景に悪化。メキシコ、チリなど他の新興国も追加利下げに踏み切るとみられている。

 ブラジル中銀は、世界経済の悪化でインフレ率が低下すると期待しているもようだが、同国のインフレ率は現在年7.31%と、6年ぶりの高水準。目標(4.5%の上下2%以内)の上限である6.5%を大幅に上回っている。

 スルアメリカ・インベスチメントスのチーフエコノミスト、ニュートン・ローサ氏は「インフレ率を目標圏内に収めることが現在の中銀の優先課題でないことは明らかだ。優先課題は、国際経済の混乱というシナリオのなかで景気にどう対処するかだ」と述べた。

 ブラジルでは、賃上げ要求が強まっており、来年には最低賃金が大幅に引き上げられる。今年のインフレ率が目標圏内に収まらなければ、2003年以来の目標未達となる。

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