[ドバイ 28日 ロイター] サウジアラビア王室は28日、アブドラ国王が22日に死去したスルタン皇太子の後継に、第2副首相のナエフ内相を指名したとする声明を発表した。
現在78歳とされるナエフ氏の指名は、王子らで構成する「忠誠委員会」での協議の末に決定した。同委員会は2006年、王位継承などをより迅速かつ秩序立った方法で決める目的で設置され、新皇太子の指名について協議が行われたのは今回が初めて。
国防航空相を50年近く務めてきたスルタン皇太子は22日未明、治療先の米ニューヨークで結腸がんのため死去した。国防航空相ポストの後任は、まだ決まっていないという。