[北京 24日 ロイター] 世界で3番目に有人宇宙飛行を成功させた中国が、同国で4つ目となる新たなロケット発射基地を南部の海南省文昌市に建設する計画であることが分かった。国営メディアが24日伝えた。
英字紙チャイナ・デーリーによると、この発射基地が建設されるのは省都海口市の南60キロにある文昌市。指令センターやロケット組立工場、発射台やテーマパークが設置される予定で、完工時期は2010年頃とみられている。
同地が選ばれた理由について新華社は、文昌市は低緯度で地理的に赤道に近いことを指摘。より大型のロケットを打ち上げることができ、衛星の寿命を延ばすことができると説明した。
ロケットの発射基地は赤道に近いほど、地球の自転を利用して効率的に打ち上げを行うことができる。