[ウィニペグ(加マニトバ州) 31日 ロイター] カナダで夜間に高速道路を走行していたバスの車内で、就寝中の乗客の男性が隣に座っていた別の客にナイフで殺害され、頭部を切り落とされる事件が発生した。警察と複数の目撃者が31日に明かした。
被害者のすぐ前の席に座っていたというガーネット・ケイトンさんは「突然、身の毛がよだつような悲鳴が聞こえた」と事件発生当時の状況を説明。ナイフを手にした犯人が、切断した被害者の頭部を周囲に見せていたとしている。
警察当局によると、容疑者の男(40)は31日夜、マニトバ州南部の都市ポーティジ・ラ・プレーリーから約20キロ離れた現場で身柄を拘束された。
警察は犯行の動機などに関する憶測を差し控えている。目撃者によると、犯人と被害者は明らかに他人同士で、事件の数分前にはほかの乗客らとたばこ休憩を楽しんでいたという。