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北朝鮮が打ち上げるのは弾頭でなく人工衛星の可能性高い=米高官

 [ワシントン 31日 ロイター] 北朝鮮が今週末にも打ち上げを計画しているのは、弾頭ではなく、人工衛星の可能性が高い。衛星写真の分析結果として、複数の米国防総省高官が31日、述べた。

 分析に使われた衛星写真は商業衛星から撮影されたもので、3月29日に米シンクタンクの科学国際安全保障研究所(ISIS)のウェブサイトに公開された。これには北朝鮮・舞水端里(ムスダンリ)の打ち上げ施設の発射台に設置された長距離弾道ミサイル「テポドン2号」らしきものが写っているが、先端部分が「円すい」型ではなく「球根」型をしている。

 ロケットのペイロードカバーが「球根」型の場合、ペイロードは弾頭ではなく人工衛星である可能性が高いという。

 米空軍所属の国家航空宇宙情報センター(NASIC)高官は、この「球根」型のペイロードカバーは、標準的な軍事・商業衛星の打ち上げに使われるものと形が似ていると指摘。米国、ロシア、および欧州宇宙機関が同様のペイロードカバーを人工衛星の打ち上げに使っているという。

 高官のうち1人は、ペイロードカバーが「球根」型をしていることは、北朝鮮の人工衛星を打ち上げるとの主張が正しいことを裏付けると述べた。

 ISISのアナリスト、ポール・ブラナン氏は「北朝鮮は人工衛星を打ち上げようとしているのだろう。ただ問題となるのは、人工衛星打ち上げへのステップは、北朝鮮が別の能力をつけるためのステップと重なることだ」と述べた。

 国防総省高官も、現地時間4月4日朝にも予測される打ち上げが成功すれば、北朝鮮の弾頭ミサイル発射技術が進歩することになると指摘。打ち上げ成功は「北朝鮮が多段式ロケットを使いペイロードをある一定の高度まで打ち上げられる技術を身につけたことを意味する」と述べ、宇宙船を打ち上げ、地球に帰還させる技術を手に入れるまで、道半ばに到達したことになると警告した。

 北朝鮮は今月半ば、4月4─8日に「人工衛星」を打ち上げると国際機関に通告。この期間中の0200─0700GMTは、打ち上げに使うロケットが落下する危険のある北太平洋の一定の海域に船舶が立ち入らないよう要請した。

 日米韓は北朝鮮が人工衛星打ち上げの名目で長距離ミサイル発射実験を行うとみて、ミサイル迎撃体制を整えて警戒している。

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