[アテネ 23日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは、ギリシャの格付けを「Bマイナス」から「B」に引き上げた。格付け見通しは「安定的」。
引き続き「非常に投機的」とされる水準で、投資適格級の下限から5段階下。
フィッチは、国際支援に伴って厳しい条件を課されたギリシャは過去数年間に順調に財政赤字を削減しており、最悪期は脱したとの見方を示した。
フィッチは、ギリシャの財政再建に向けた取り組み実績を評価。「2度の金融支援を受けた4年の間に、財政赤字の削減で目を見張る成果があった」とした。
フィッチはまた、外貨建ておよび自国通貨建てシニア無担保債の格付けを「Bマイナス」から「B」に、カントリー・シーリングを「Bプラス」から「BB」に、それぞれ引き上げた。外貨建て短期発行体デフォルト格付け(IDR)は「B」で確認した。
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