[メキシコ市 6日 ロイター] - メキシコ中銀は6日、予想外に主要政策金利MXCBIR=ECIを50ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の3.0%とした。メキシコ経済の低迷を踏まえると、中銀にはインフレ圧力を高めることなく、一度限りの利下げで景気を下支える余地があると説明した。
ロイター調査では、アナリスト全員が据え置きを見込んでいた。
中銀は声明で「経済に著しい緩みが存在する中、金利を引き下げてもインフレ率が3%に向け落ち着いていくことが見込まれる」と指摘した。
ただ、米国の金融引き締め開始とメキシコ経済の成長持ち直しが見込まれると指摘し、金利を一段と引き下げることは賢明ではないとの考えを示した。
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