[ワシントン 9日 ロイター] - ヒラリー・クリントン前米国務長官は、2012年の在ベンガジ米領事館襲撃に関する議会の調査について、自身の次期大統領選への出馬を阻害することはない、と述べた。
同氏はABCニュースに対し「実際、この問題は(出馬の)断念ではなく、決意の理由になりうる」と述べた。
共和党からは、当時国務長官だった同氏がベンガジの米国人の安全確保に充分尽力していなかった、との批判が出ている。
同氏は「国民の安全の最終責任は自分にある」と発言しながらも、当時もっとできることがあったのではないかとの追求に対しては、限界があったと述懐した。
同氏は「私には、どこに爆発対策装備を施し、人員を展開すべきかを決定するために青写真を検討する体制はない。だからわれわれはその道の専門家を雇用している」と述べた。
大統領選出馬の有無については「しかるべき時がきたと感じたときに決断する」とし、来年まで表明しない公算が大きいかとの質問には「断定はしないが、おそらくその公算が大きい」と述べた。
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